イメージ画像

薬剤師の過去と今

現在の私たちは医学の中に生きていると言っても過言ではありません。少しでも体調が優れない場合においてもとりあえず薬を飲んでおこうなどといった具合に私たちの生活に医学が深く関わっているのです。

しかし、昔からこの様な生活様式だったのでしょうか?今回は薬剤師の歴史についてみていきましょう。

明治時代よりも昔、日本の医学は漢方医学が主で医者自身が薬の調合を行っていました。ですが、その頃の日本よりも文明が発達した西洋では医者が薬を調合することはなかったのです。では誰が薬を調合していたのでしょうか。

答えは薬剤師です。正確には薬剤師という名称ではありませんでしたが現在の薬剤師と ほぼ同じ役割を担っていたと言われています。医者が診断をするのですから日本の様に薬の調合までを一貫して行った方が効率は良いように思われます。

でもこの時代の西洋では毒殺があまりにも多かったのです。その様な時代背景の結果、薬を調合する専門の職業ができあがったのです。

ただ医者の指示通りに薬を調合するのではなく、その薬の材料である薬草一つ一つがどのような効用を持っていてどのように組み合わせていけば上手く効くのかを常に調べるというのが主な仕事でした。

これが西洋で広まり毒殺による事件が少なくなってきた頃、日本でもこの手法が取り入れられるようになりました。それに伴い医者と薬剤師の役割をしっかり分けるために薬事法などの取り決めが行われたのです。

薬剤師となるためには大学での薬剤師過程を4年間経なければいけませんでしたが、2004年から法改正によって6年間の薬剤師過程を経ることが義務付けられました。

明治時代よりも前から役目を与えられてきた薬剤師の歴史はとても長いものになっていますが、現在のように私たちの生活と密接になったのはつい最近のことなのです。

つまり、薬局に行けば薬剤師がいる現在の環境はその長い歴史あってのものなのです。もちろんこれからも薬剤師の働きはどんどん大きくなっていくでしょうし私たちの生活にかけがえのないものになっていくことでしょう。

このページの先頭へ